社長!ご存じですか?Vol.2「これもパワハラ?」会社が一気に危険になる“NG指導”とは?
この記事で分かること
・パワハラになりやすい指導の特徴
・管理職がやってしまいがちなNG発言
・会社が放置すると危ない指導パターン
・安全に注意するための対応ポイント
こんな方におすすめです
・部下指導を管理職任せにしている
・「昔はこれくらい普通だった」と思う場面がある
・注意した社員から反発されたことがある
・現場で“言い方がきつい上司”が気になっている
「社長、これもパワハラなんですか?」
最近この相談、本当に増えています。
管理職は指導したつもり。
でも社員側は、
「人格を否定された」
「みんなの前で恥をかかされた」
「もう会社に行きたくない」
と受け止めている。
こうなると、会社は一気に苦しくなります。
結論から言うと、
指導の内容が正しくても、
言い方・場所・頻度を間違えると危険です。
厚生労働省は、職場のパワハラを「優越的な関係を背景とした言動」
「業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの」「就業環境が害されるもの」の3つを満たすものと整理しています。
客観的に見て必要かつ相当な業務指示や指導は、パワハラには該当しないとされています。
つまり大事なのは、
「注意したかどうか」ではなく、
その注意が業務上必要で、
やり方が相当だったか?です。
会社が危なくなるNG指導
たとえば、こんな言い方です。
「何回言えば分かるんだ」
「だからお前はダメなんだ」
「向いてないから辞めたら?」
「みんな迷惑してるぞ」
「フツーはできるよね?」
言っている側は、
「強めに言わないと分からない」
と思っているかもしれません。
でも、これは業務改善ではなく、
人格攻撃に見えやすい言葉です。
特に危ないのは、
みんなの前で叱ること。
本人への注意のつもりでも、
周りから見れば“見せしめ”です。
現場の空気も悪くなります。
叱られた本人だけでなく、
周りの社員もこう思います。
「次は自分かも」
「この会社、怖いな」
「何も言わない方がいいな」
こうして、現場が静かに壊れていきます。
パワハラで問題になりやすい6つの型
パワハラには代表的な6類型として、
身体的な攻撃、精神的な攻撃、
人間関係からの切り離し、
過大な要求、過小な要求、
個の侵害が挙げられています。
中小企業の現場で特に多いのは、
この3つです。
- 精神的な攻撃
人格否定、侮辱、強い暴言です。 - 過大な要求
明らかに無理な量の仕事を
押しつけることです。 - 人間関係からの切り離し
無視、仲間外し、
仕事を外して孤立させることです。
「怒鳴っていないから大丈夫」
ではありません。
静かな無視も、
仕事を与えないことも、
状況によっては問題になります。
保存版:NG指導チェックリスト
□ 人格を否定する言葉を使っていないか
□ 他の社員の前で叱っていないか
□ 感情的に長時間責めていないか
□ 「辞めろ」「向いてない」と言っていないか
□ 過去の失敗まで持ち出していないか
□ 必要以上に何度も同じことで責めていないか
□ 指導の目的が業務改善になっているか
□ 本人に改善方法を伝えているか
ひとつでも当てはまるなら、
その指導は見直した方が安全です。
対応ポイント整理
- 人ではなく行動を指摘する
「あなたが悪い」ではなく、
「報告が期限までに出ていない」と伝えます。 - 改善してほしい内容を具体的にする
「ちゃんとして」では伝わりません。
「毎日17時までに進捗を共有して」と言います。 - 注意は短く、記録は残す
長い説教は危険です。
日時、内容、本人の反応を簡単に残します。 - 管理職に任せきりにしない
管理職がかなり疲弊しています。
会社として、言い方のルールを作ることが大切です。
まとめ
パワハラを避けるために、
何も注意しない会社になる必要はありません。
むしろ、注意しないことで、
真面目な社員ほど負担を抱えます。
大切なのは、
感情で叱らないこと。
人格ではなく行動を指摘すること。
会社として記録を残すこと。
個別の判断が難しい場面では、
早めに専門家へ確認することをおすすめします。
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事業主と社労士のハーフから一言
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人のことで悩むのは、
経営者にとって宿命のようなものかもしれません。
もちろん、
わたくし自身も日々悩みながらです(^-^)
だからこそ、
1ミリでも前進できたなら、
それは本当に素敵なことだと思っています。
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次回予告
次回は、
【Vol.3「全然言うことを聞いてくれません…」問題社員対応で管理職が限界になる理由】です。
部下の問題に見えて、
実は管理職だけが背負わされている。
そんな会社、少なくありません。
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