ワークライフ“ニュー”バランスのアンケート結果

株式会社識学が、「ワークライフ“ニュー”バランス」に関する調査を行い、その結果を発表しました。興味深く感じたのでご紹介します。従業員数10人以上の会社に勤務している、20歳~59歳の会社員(正社員)1,000名を対象に行った調査です。

みなさんは「ワークライフバランス」と聞いて、どんな働き方をイメージしますか?「とにかく残業を減らして、プライベートの時間を増やすこと」と考える方も多いかもしれません。しかし最近の調査(※)によると、少し違った考え方が広がっているようです。実は、多くの人が「仕事での成果や達成感が、私生活をより豊かにする」と感じており、仕事と生活はお互いに良い影響を与え合うものだという「新しい価値観」が見えてきました。

(※株式会社識学「ワークライフ“ニュー”バランス」意識調査より)

アンケートから見えてきたこと
  • 会社員の74.2%が月1時間以上の残業をしており、残業に対する納得感と不満が逆転する境界線は「月10時間」である

  • 残業理由の最多は「業務過多」(51.8%)であるが、「責任ある仕事を全うするため」という回答も32.9%に上る

  • 8割以上の人が、“やむを得ない残業”を肯定的に捉えている

  • 無駄な残業を減らすために必要な要素として、「業務フロー改善」(53.5%)や「会議の削減・効率化」(40.4%)が上位に挙がっている

  • 75.1%の人が、仕事で成果が出た際などに私生活へポジティブな影響がある(経済的な余裕、休日の満足度向上など)と回答している

この結果を受けて、会社としてみなさんがより働きやすく、充実した毎日を送れるように「これから気をつけていきたいこと」を3つのポイントにまとめました。

1. 単純な「残業ゼロ」の押し付けはどうか…^^;

調査では、多くの方が「責任ある仕事をしっかりやり遂げるためであれば、必要な残業は肯定的に捉えたい」と考えていることがわかりました。プロフェッショナルとして仕事に向き合ってくれている皆さんの熱意を無視して、ただ「時間を減らしなさい」と急かすだけのマネジメントは、かえってみなさんのやりがいを奪ってしまう可能性があります。

2. まずは会社からの「仕組みの改善」に取り組むことが大切

無理な残業が発生してしまう一番の原因は、やはり「業務量が多すぎる」ことです。これを個人の努力や気合だけで乗り切ってもらうことはやはり歪が生じますよね。会社や管理職が率先して「無駄な会議を減らせないか」「業務の流れをもっとスムーズにできないか」を見直し、みなさんが効率よく働ける環境づくりが大事です。

3. みなさんのがんばりや成果をしっかり還元する視点も大事

仕事で成果を出して評価されたり、経済的なゆとりができたりすることは、休日の充実感や心の余裕など、プライベートの豊かさに直結しますよね。みなさんが「ここでがんばってよかった(^-^)」と心から思えるように、成果を適正に評価し、しっかりとお返しできる制度を整え、運用していくことが会社の重要な役割ですね。

おわりに

「仕事」と「プライベート」は、どちらかの時間を奪い合う敵同士ではありません。「分かち合えばどちらも不足しない」と考えることもできます。仕事での成長がプライベートの笑顔を生み、しっかりリフレッシュした休日がまた良い仕事につながる。そんな心地よい好循環を、企業さまと社員みなさんと一緒に作る、そんなお手伝いをしたいと考えています。